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作品名 : 手紙  
著者 : 東野圭吾
出版社 : 文春文庫 427ページ


 東野圭吾さんの『手紙』

 最後は読み始めたら引き込まれてしまって、ページをめくる手が止まりませんでした(^o^)
 読み終わって、『手紙』というタイトル深い意味が伝わって来て、じーんとたたずんでいました。

 強盗殺人を犯して仕舞った兄。
 と、その弟。

 読み始めた時は、この兄弟が手紙で遣り取りをしながら二人心を通わせて行く物語かと思っていたのですが…

 内容は全く反対で、強盗殺人犯の兄を持った事で、進学、恋愛、就職、夢、全て、重く厚い壁に阻まれて仕舞う弟。
 これが現実なのだと突き付けられる厳しい現実。。。

 きっと現実もこうなのだろうなぁ〜と、ちょっと疑似体験が出来た感じがします。

 小説の台詞の一節なのですが

 『人には繋がりがある。愛だったり、友情だったりするわけだ。
 それを無断で断ち切る事はできない。
 だから殺人は絶対にしてはならないのだ。
 
 そういう意味では自殺もまた悪なんだ。
 自殺とは自分を殺すことなんだ。
 たとえ自分がそれでいいと思っても、周りの者もそれを望んでいるとはかぎらない。
 
 君のお兄さんはいわば自殺をしたようなものなんだよ。
 社会的な死を選んだわけだ。

 しかし、それによって残された君がどんなに苦しむかを考えなかった。
 衝動的では済まされない。
 君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑なんだ』

 この台詞が特に印象深い台詞でした。
 
 私達は1人では生きてはいけなく、多くの人と繋がりを持って生きています。

 もし、私が今、大きな罪を犯したとしたら…
 苦しむのは私だけ・・・
 ではなく、私の周りに居る人、多くの人が苦しみの渦に巻き込まれて行きます。

 本当に大切な多く人を、辛く、苦しく、悲しい目に遭わせて仕舞うのだと容易に想像する事ができます・・・想像すると、それは、自分が苦しむ事よりも、遙かに辛いことです。。。
 だからこそ、人を殺しては行けないのですし、悪いことは遣っては行けないのだと思います。

 簡単に殺人事件がニュースに流れるこの社会。
 その裏では、被害に遭った人とその人に繋がる人々、そして、その犯罪を犯した人とその人に繋がる人々が長年ずっと苦しんで居るのだろうと思います。
 この苦しみを知って居たら、きっと人は簡単に人を殺すこと何て出来ないのだろうと思います。

 そして、この事を私達は子ども達に教えて行くべきだろうと思います。

 「なぜ人を殺しちゃいけないの?」

 と問われて、すぐに答えられる大人でいよう。
 そう思いました。


 この『手紙』、映画化されているのですよね。
 もうDVDになっているのかな?
 映像化された物も観てみたいです(*^-^*)

 罪を犯した兄の役に、最近よく映画やドラマに出演される、玉山鉄二さんが出ているようです。
 最近、個人的になんだかちょっと気になったりしております(o^-^o)

         


作品名 : 博士の愛した数式  

著者 : 小川洋子
出版社 : 新潮文庫 291ページ

 数学の事も書いてあるのに、とてもさわやかな文章で、読み出したらさくさく読めてしまう。
 そういう感じです(o^-^o)

 本のタイトルにある通り、”博士”&”数式”とあって、話しの中には、数学の話し、数に関する話しなどがあったりして、私も今まで知らなかった数字の秘密と出会います。
 その度に、そうなのか!と、ドキドキワクワクしながら読むことができました☆

 最後はこの先どうなるの??という感じで、一気に読み切ってしまいました。
 昨夜は、ついつい読み進む手が止まらなくなってしまい、夜遅くまで読んでしまいました。

 博士の愛情が本一杯に描かれた、とても良いお話しだったなぁ〜と、読み終わって、じ〜んとした感動がありました。

 記憶が80分しか持たないというちょっと特殊な病気を持った博士。
 毎回、家政婦が会う度に、『きみの誕生日はいつかね?』『くつのサイズは?』
 と問い掛ける姿が、いつもほのぼのとした感じで良かったなぁ♪と

 やはり、タイトルにも『数式』とあるように、物語の中にも色んな数式が散りばめてありました。
 ですが、数学の教科書の様に、無味無機質の様な感じではなく、数字が目の前で踊っているかのな表現がされていて、数学が得意でも、そうでなくても、数学って面白い♪と感じることができると思いますヽ(^-^)ノ

 そうか〜、数学ってこうやって表現すれば、すごく面白くて、興味がでるなぁ〜と参考になりました♪
 
 1つの式が持っている意味を探す。
 そこから謎を解いていく。

 こうしていくと、数学もまるで宝探しか、パズルの様で、隠れた暗号を探っていくようにもなりますね。うん、やっぱり、面白い♪

 話しの中で登場した数式。
 例えば、友愛数。
 これは、220と284とで言える関係で、それぞれの約数を全て足すと、もう一つの数になるということなんだそうです。
 
 220の約数は、1,2,4,5,10,11,20,22,44,55,110
 284の約数は、1,2,4,71,142

 なので、それぞれの和(足した答え)は、

 220: 1+2+4+5+10+11+20+22+44+55+110=284
 284: 1+2+4+71+142=220

 となる2数の関係。

 なるほどねぇー。
 確かに♪ヽ(^-^)ノ
 これは滅多に無い組み合わせなんだそうです。

 数字一つ一つは単なる数字かもしれませんが、こういう風に互いに珍しい関係で結ばれているというのは、数字という銀河に広がる2つの星が関係を持っている様な感じで、なんだかロマンを感じてしまうなぁ〜などど思ってしまいました。

 さらに、『完全数』
 これは約数を足すと、その数字自身と同じ数になるものなんだそうです。

 例えば、6や28。

 6の約数は、1,2,3
 28の約数は、1,2,4,7,14

 だから、

 6 :1+2+3=6
 28:1+2+4+7+17=28 

 ほんとだー(◎0◎;)
 っていう気持ちになりますよね。

 さらに、この完全数は、なんと連続した数の和にもなるそうなんです。

 6 :1+2+3=6
 28:1+2+3+4+5+6+7=28

 あっ!!ほんとだっ!(◎0◎;)
 こういう数ってあるのかぁ〜。
 すごーい。面白い♪って感じてしまいました(o^-^o)

 こういうことは、知っていても生活して行く上では何も役に立つものでは無いと思います。

 ですが、こういうことを知っていると、数字が単なる数字に見えるだけでなく、今までと違った側面を見せてくれるような感じがして、なんだか心が軽くなるような気がしてしまいます。

 そうすると、数字だけでなく、色んな物事の違った側面も見えて来るような、そんな気もしてくるな♪って思いますヽ(^-^)ノ

 この本の作者の小川洋子さんは、この数学の無機質な理論を、まるで生きているかの様に文に表現されているので、読んでいて、頭の中で数字が踊る♪という感じです。

 こういう風に数学を教えることができれば、みんな興味を持ってくれるだろうなと感じながら読み進めることができました(o^-^o)

 それにしても、数学、数字って面白いですねーヽ(^-^)ノ
 また今度図書館に行ったときにでも、数字についての本とか探してみよっかな♪(o^-^o)
 と思える内容でした☆



作品名 : 千里眼とニュアージュ 

著者 : 松岡圭祐
出版社 : 小学館 (上) 397ページ   (下) 384ページ


 元自衛官のカウンセラー、岬美由紀が活躍する千里眼シリーズです☆

 毎回、今の社会を的確に描写し、その中で元自衛官の知識と体力、そして心理学的な面で、色々な野望や悪に立ち向かう、岬美由紀。
 まさに現実に起きているのではないか?と錯覚してしまうくらい、飽きることなく、一気に読めてしまう作品です。

 今作品のテーマは、『IT企業&ニート』
 IT企業の社長が、ニートたちの為に生活費も支給される福祉都市を設立。
 しかし、その街の住民達はみな悪夢にうなされる。。。

 という所から始まります。

 その悪夢の原因と、背後に隠された陰謀には、おぉっ!と2回ほど驚かされてしまいました (o^O^o)
 (あまり詳しく書くと、内容がわかってしまいますので、ここまでにしておきますね。)

 今回も読み終わって、スッキリ♪
 あぁー読んだー♪という気持ちの良い想いになりました☆

 それにしても、この千里眼シリーズ、今の社会問題、事件を的確に描写されていて、このまま進んでいったら、どうなってしまうのか?と、毎回色々考えさせて貰える内容だと思います。

 その中でも、今回、一番考えさせられたのは、巨額の国債を抱えた今後の日本です。
 ちょっと簡単に書きますと。

 『巨額の国債を抱えた日本は、経済破綻を起こす。
 経済破綻を起こした日本は、世界各国に対して競売にかけられる。
 領土だけではない、国民、労働力、工場、住居、電気、ガス、水道などの施設など全てを含む。
 しかし、抱えている借金の額があまりにも大きく、値が張る。
 その結果、落札は一国だけでなく、複数の国となり、日本を分断して所有されることになる。東京はアメリカ、北海道はサウジアラビア、大阪は韓国。。。』

 。。。と、確かに起こらないことも無いことだなぁと、読んでいて思いました。
 もし、これが本当に起こったら、隣の県は、中国で、こっちは、シンガポール。
  あそこはフランスで、ここはイギリス。。。なんて言うことになってしまうという事ですよね。

 今現在日本の国債は、600兆円を超えています。
 この借金を返して行くどころか、さらにどんどん増えているのが現状。。。(-_-;)γ

 メールがどうだとかで、大切な国の方針を決めていく国会を中断し、足の引っ張り合いをしているのをみると、今は大丈夫でも、いつかは本当にこんな状況になってしまうのでは???と思ってしまいます。

 この国債を返すために、政府は増税で収入を増やしていく方針のようですが。。。
 私から見ても、無駄なお金の使い方が多いのでは・・・?と思える様なこともあると思います。

  本当に日本がこうなってしまう前に、無駄なお金の流れを無くし、1円を大切にして、しっかりとした対策を取って、良い日本を築いて貰いたいと、思います。

  私たちもまた、政治を人任せにして、文句を色々言うだけでなく、自分のやる事をしっかりとやり、色々な事を勉強し、学んで行くべきなんだろうと感じました(o^-^o)






作品名 : そのときは彼によろしく    

著者 : 市川拓司
出版社 : 小学館 414ページ 

 下の「いま、会いにゆきます」の著者 市川拓司さんの作品です。
 「いま、会いにゆきます」と同様、柔らかい文章で、とても読みやすく、すぐにお話しの中に引き込まれる感じでした。(●^o^●)

 水草屋を営む主人公の智史、アーミーコートを着込んで男っぽく振る舞う花梨、ゴミの絵を描き続ける拓司。15年前、彼らは仲良く時を過ごしていた。

 それから別々の道を歩んで大人になって。。。というお話しです。
 
 物語は静かにゆっくりと進んで行きます。
 でも、後半からは読み出したら止まらない♪
 という感じでした(*^_^*)





作品名 : いま、会いにゆきます   

著者 : 市川拓司
出版社 : 小学館 374ページ 


 愛する妻、澪(みお)を亡くして、父子で生活する主人公の巧と佑司。
 父子でやりくりしていく毎日に、6週間だけの奇跡がおこる。。。
 と、これ以上は、せっかくの内容が台無しになってしまうので、ここでは書けません (´ρ`)

 こういうお話しの、切なく心温まる恋愛小説です。
 大切なことって何かな。。。って感じさせてくれるお話しでした。
 
 最後まで読むと、このタイトルの意味がよ〜くわかります (=^_^=)

 柔らかい文章なので、とても読みやすく、すぐにお話しの中に引き込まれ、読むの手が止まりませんでした。(●^o^●)

 2004年10月、中村獅童さん、竹内結子さん主演で映画化された作品です(*^_^*)
 映画。とっても素晴らしかったですね(T_T)




作品名 : ジャンプ   

著者 : 佐藤正午
出版社 : 光文社文庫 360ページ 

 
 主人公の「僕」は彼女とデート中、強烈なカクテルを飲んでしまう。
 酔った主人公を連れ彼女のアパートに帰ると、彼女は朝食のリンゴを買いに、「5分で戻ってくる」と言い残しでかける。。。が、彼女はそのまま姿を消してしまう。。。。

 彼女が失踪してしまったことに気付いた主人公は、わずかな手がかりで彼女を探し始める。。。
 なぜ彼女は失踪してしまったのか。。。?
 事件に巻き込まれたのか。。。それとも故意なのか。。。?

 そんなお話しです(o^v^o)

 「一杯のカクテルがときには人の運命を変えることもある。
 しかも、皮肉なことに、カクテルを飲んだ本人ではなく、そばにいる人の方の運命を大きく変えてしまう。」(本書5ページより)

 っていう書き出しで始まるのですが、この書き出しが私のお気に入りです(*^_^*)

 人生、「あのときこうだったら。。。」「あのときこうすれば。。。」って”たら、れば”を言っても仕方ないよなぁ。。。そうだよな、しっかり生きなきゃ!って感じました(o^-^o)
 
 原田泰三さん主演で映画化された作品です(o^v^o)
 
 ↓映画の公式HPはこちら♪
 http://www.cqn.co.jp/jump/index.html






作品名 : 世界の中心で愛を叫ぶ   

著者 : 片山恭一
出版社 : 小学館 206ページ 

 本が売れ、映画化され、ドラマにまでなった、話題の作品です(o^-^o)

 読み出したらとまらなく、一気に最後まで読んでしまいました(*^o^*)

 主人公、朔太郎がアキを想う気持ちが、切なく、静かに心に響いてくる。。。
 読んでいて、そんな感じを受けました。
 
 今まで恋愛ものは、進んで読もうとしなかったのですが、この作品を読んでみて、こういう純愛ものもいいなぁって感じました。

 心が豊かになる、っていう感じです(●^o^●)

 映画もいい作品でした。



作品名 : ウォーターボーイズ   

著者 : 矢口 史靖
出版社 : 角川文庫 210ページ 

 知ってる方も多いと思いますが、「男のシンクロ」 をテーマにしたドタバタ青春ストーリーです。
 
 廃部寸前の唯野高校水泳部。そんな中、水泳部顧問に新任の女性教師が就任した途端、部員は一気にふくれあがる。。。でも、彼女がやりたかった競技はシンクロナイズドスイミングだった。。。
 っていうお話しです(*^o^*)

 ところどころ挿絵があって、その情景が描いてあるので、まんが感覚で、あっという間に読んでしまいました(o^v^o)

 2001年 映画化された作品です。(みてないのですが。。。(笑))

 2003年にもその2年後のお話しとして ドラマ化されましたね。
 これは見てました○o。.(⌒。⌒).。o○


作品名 : 四日間の奇蹟   

著者 : 朝倉卓弥
出版社 : 宝島社文庫 508ページ 

 事件に巻き込まれ、ピアニストの道を閉ざされてしまった青年と、脳に障害を持ちながらも天才的なピアノの腕を持つ少女の二人は、訪れた山奥の診療所で、不思議な出来事と遭遇する。。。と言うお話しです。(いつもながら曖昧で。。。(;^_^A)

 第1回「このミステリーがすごい!」大賞・大賞金賞受賞作だそうですが、どちらかというと、ミステリーというよりも、じ〜んと感動のもの作品でした(o^v^o)

 お話しのなかで、度々でてくるのが、ピアノの曲やその演奏シーン♪
 私自身、ピアノは素人なので、読んでいて細かい所まで情景を思い浮かぶ所までは至らなかったのですが、きっと、ピアノを良く知る方には、読みながら、その曲が頭の中で流れながら感動を味わえるはずだと感じました(*^o^*)

 ピアノ。。。少しでも知識があったら良かったのにな。。。と感じましたが、それでも、読み終わって、じ〜んと感動。そんな感じでした。
 


作品名 : 転生   

著者 : 貫井徳郎
出版社 : 幻冬舎文庫 461ページ 
 大学生の主人公、和泉は、心臓移植手術の後、自分の趣味、嗜好が変化していることに気付いたり、夢には見知らぬ女性が出てきたり。。。といった今までに無かったことを体験する。
 主人公は「なぜ?こんなことはあるのか?そして、夢にでてくるこの女性はだれ?」という想いから、禁止事項であるドナー探しを始める。。。。というお話しです。

 他人の人の臓器が自分の体の一部になる。。。。一体どんな感じなんだろう?って思いました。
 そして、その臓器とともに、記憶も一緒に自分の体に入って来たら。。。 L(・o・)」
 そんなことを、しみじみと感じさせてくれた作品でした (*^_^*)

 でも、臓器移植によって、臓器提供者の記憶もよみがえったという実例があるそうです。
 本当に不思議ですね。人の体って。。。。 (●^.^●)

 
   作品名 : ホワイトアウト
著者 : 真保裕一
出版社 : 新潮文庫 637ページ

 この本は僕が本を好きになる切っ掛けとなった作品です。(●^.^●)
 織田裕二さん主演で映画化されると、友達から聞き、「面白そうじゃん!」って思って買ってみました。
 それまでは、あまり小説なんて読んだこともなく、「こんな文章ばっかな本なんて。。。多分、読み切れないだろうなぁ〜。。。」なんて思っていたのですが、いざ読み始めたら最後!すぐに虜にされていました。(*^_^*)

 ストーリーは日本最大級の貯水量を誇る奥遠和ダムが、職員と地元の住民を人質に武装グループに占拠され、主人公である富樫輝男が雪山の中でたった一人で立ち向かうお話しです。

 余り知らないダムや雪山が舞台なのですが、真保さんの描写力が凄く、本当にその現場にいるかの様な感じで読めました。歯切れのいい文章で、緊迫感が伝わってきて、ドキドキしながら読み切ってしましました。 (^▽^*)

 この本読破以来、本を読破する面白さにとりつかれてしまいました(笑)


    作品名 : 奇跡の人
著者 : 真保裕一
出版社 : 新潮文庫 574ページ
 
 「ホワイトアウト」の真保さんから、もう一作品。
 この本は、僕の特にお薦めの本の一冊です! p(^−^)q 

 内容は、一度は交通事故で脳死判定を受けながら、一命を取り留め、「奇跡の人」と呼ばれている主人公、相馬克己が無くした記憶を取り戻すために度に出ると言うお話しです。

 なぜ、自分は事故を起こしてしまったのか?事故を起こす前の自分はどんな人間だったのか?
 「過去の自分を探す」なのですが、次々と明らかになってくる事実。。。もし、自分だったらと照らし合わせながら読んでいました。

 また、看病中の主人公のお母さんの想いも物語と同時並行で表現されてあって、読みながらしみじみと感動がわき上がってきました。
 


作品名 : ターン
著者 : 北村薫
出版社 : 新潮文庫 426ページ
 
 主人公の真希は、ある事故が切っ掛けで、誰もいなく、一日を過ごしても定刻が来ると、また一日前ターンして戻ってしまう。。。という世界に迷い込んでしまう。果たしてこの世界はなに?元の世界に戻れるのか?という、不思議な時間ミステリーのお話しです (^▽^*)

 内容はもちろんとっても面白く、「もし自分がこんな世界に迷い込んでしまったら、どうだろう。。」と思わせてくれ、とっても気に入っている作品です。

 そして、それ以上に僕はこの作品の文章が大好きです。文章中、必ず「君は〜」と書き出されていて、初めは「何だこりゃ?」って感じていたのですが、読み進めるごとに次第にこの「君は、」が心地よい感じになってきて、なぜ「君は、」なのかが分かったときは、「納得!}でした (*^_^*) 
 文章全体、とても柔らかい言い回しで、読んでいてとても歯切れが良くて、清々しい気分にさせてくれる作品です。
 
 牧瀬里穂さん主演で映画化された作品です。
 
 
  
作品名 : スキップ
著者 : 北村薫
出版社 : 新潮文庫 571ページ
 
 北村薫さんが描く、時間ミステリー作品です(●^.^●)

 昭和40年代初め、17歳の主人公、一ノ瀬真理子は女子高二年生。9月の運動会、大雨で後半が中止になった夕方、真理子は家で一人、レコードをかけ目を閉じた。。。。目が覚めると、桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校教師。一体どうなってしまったのか??? っていうお話しです。

 楽しかった青春時代を通り越して、目が覚めると、夫も娘もいる。。。そ、そんな(°口°;) !!という内容、北村さんの柔らかい文章で描き出されています。
 読んでいて、じ〜んとしみこんでくる内容でした(*^ー^)ノ
 


作品名 : BRAIN VALLEY
        (ブレイン・ヴァレー) (上 下)
著者 : 瀬名秀明
出版社 : 角川文庫 上 486ページ 下 439ページ
 
 ブレインテッック研究所を舞台にして、脳科学、人工生命、UFO、超常現象、死、動物の心、臨死体験、そして神とは。。。といったことを織り交ぜて進められる、科学と文学が融合した壮大なストーリーです。σ(^▽^;)  
 研究所、研究者の生活ってこんな感じなんだなぁとリアルに感じさせてもらえる作品でもあります (^▽^*) 

 科学の好きな方にとっては、これ以上面白い作品はない!と思うほどの内容です。小説でありながら、脳の仕組みや研究の実情などは詳細に書かれており、勉強しながら楽しめる作品です。

 作者の瀬名さんは薬学博士号まで取得されており、「さすがだなぁ〜」と感じ、理系を学んだ方ならではの切り口と文章で、この作品で僕は瀬名さんのファンになってしまいました。(●^.^●)
 


作品名 : 八月の博物館
著者 : 瀬名秀明
出版社 : 角川書店 533ページ 
 
 小学6年生の主人公の享が、夏休みにふとしたことから、自分は学校の正門から左の世界は知らない。。。という発見から始まる物語です。

 3っつの物語が同時並行で進みながも、ストーリーの展開でお互いにつながりを持つという、とても面白い構成です。

 少年の日の夏休みの冒険心を思い出させてくれ、かつ各個人の物語の意味、自分の存在意義を感じさせてくれる良い作品でした。(●^.^●)
 
 ブレインヴアレーと同じ様に、瀬名さんの理系ならではの表現方法、言葉の使い回しはとても気に入ってます。
 


作品名 : 13階段
著者 : 高野和明
出版社 : 講談社 344ページ
 
 喧嘩で人を殺し仮釈放中の青年と、刑務所の刑務官が、記憶を失ってしまった無実の死刑囚を救い出すために、さまざまな謎を解き奮闘する物語です。

 読んでいて止まらなくなったほど、最後のタイムリミットとのスリル感は最高で、かなりのお勧め作品です!本当に面白い作品なので、ぜひご一読して頂きたい作品です。

 また、刑務所に関することにも触れられていて、色んな人の気持ちを体験できました。

 反町隆史さん 主演で映画化された作品です。
 

   
作品名 : 黄泉がえり  

著者 : 梶尾真治
出版社 : 新潮文庫 476ページ

 「死んだ人が生き返る。」熊本で起こった不思議な現象。。。。そして、それを取り巻く家族、兄弟、友人たちの姿を描いたお話しです。

 惜しくも死んでいった人たちが蘇ったとしたらどうなるか。。。。話しは様々な人たちから始まり、徐々に一つにまとまって、感動のラストへつながるストーリーは、読んでいて静かな感動と言うのでしょうか、そんなちょっと表現しにくい感情がわき上がって来る感じでした。

 草g剛さん、竹内結子さん主演で映画化された作品です。
 映画の方もかなり好評でしたね。
 先日、ビデオで見たのですが、これがまた最高でした (*^_^*)
 

  
作品名 : 夏の庭 

著者 : 湯本香樹実
出版社 : 新潮文庫 218ページ

 生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために、夏休みに少年たち3人は老人をこっそり「観察」を始める。その「観察」はいつしかその老人との「交流」へと変わって。。。って、そんなお話しです。

 読んでいて、少年の頃の楽しかったあの夏休みに、戻ったかの感覚を受けました。とっても心温まるお話しで、僕は大好きな作品の一つです (●^.^●)

 教えていた生徒さんの国語の問題に、この文章が出てました♪
 
 特に私のお薦めの一冊です。 


作品名 : 千里眼 シリーズ
著者 : 松岡圭祐
出版社 : 小学館文庫 

 目の動きから人の心を読みとることから「千里眼」と呼ばれる、心理カウンセラーの岬美由紀が、テロ教団や犯罪者たちに立ち向かい謎を次々と解いていく物語です。
 謎を解くときのサスペンス感はなかなか味わえないです。
 主人公の岬になりきって読むと、とっても爽快な話しばかりです (●^.^●)
 
 千里眼 各シリーズは

 ・「千里眼」 
 ・「千里眼 ミドリの猿」
 ・「千里眼 運命の暗示」
 ・「千里眼 洗脳試験」
 ・「千里眼の瞳」 → 文庫版では 「千里眼 岬美由紀」 「千里眼 メフィストの逆襲」と上下巻に
             なってます。(文庫化に伴って、大幅加筆されており、また楽しめます。)
 ・「千里眼のマジシャン」

 となってます。

 特に、一作目の「千里眼」では、初めて「読んでいて止められない! L(・o・)」 」と時間も忘れて一気に読み切ってしまった作品です (●^.^●) それ以来、この千里眼シリーズにはまってしまっています (^^;)

 第一作「千里眼」は水野美紀さん 主演で映画化された作品です。
 

 
作品名 : 千里眼の死角 

著者 : 松岡圭祐
出版社 : 小学館 429ページ

 上の欄にある「千里眼シリーズ」の第10作品目です。

 突如、世界各国で原因不明の人体発火が!
 この原因解明に、岬美由紀が、嵯峨敏也が勇敢に立ち上がる!っていうお話しです。

 今回は、シリーズ10作品目ともあって、今までのシリーズ中で謎のままであった箇所が次々と明るみになってきて、著者の伏線にはめられたなぁ〜っていう感じでした。
 
 話しの展開も、息をもつかせない急展開に次ぐ急展開で、久しぶりに「読み出したら止まらない!」感覚に出会えました。(●^.^●) 

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